今回のパネルディスカッション。
テーマは、「女性の視点で考える地場食材の魅力とビジネスへの可能性」。
パネラーコーディネーターは、
帯広で「しゅん」、「スロウ」などを発行する印刷会社ソーゴー印刷の
編集長萬年とみ子さん。
パネラーは、
上士幌で「ミルクジャム」を製造販売し、ファームカフェを営む、
十勝しんむら牧場の新村恵理さん。
と、私の三人でパネルディスカッションいたしました。
2時間だったのですが、ほんとあっと言う間で、楽しい時間でした。
話題は、
ミルクジャムが出来る過程の話とか、
十勝の人たちが食を外に売り込むために必要なこととか、
ストーリーの育て方・感じ方・伝え方とか、
観光と言う視点で大切なこととか、
様々なジャンルに及びました。
その中でも「地域ブランディング」することで重要な要素のひとつ。
■都心が地域に求めるもの
■地域が都心に発信したいもの
この温度差をなくすことなのではないかと、思うのです。
都心と地域の価値観の差は、思っている以上に存在します。
例えば、十勝での常識は東京での非常識だったり。。。
・とうもろこしは買うものではなくもらうもの
・ケーキは100円台で買えて当然
・この時期イクラは冷蔵庫のタッパーに山ほどある
・星がキレイに見えるポイントまで車で10分
などなど。
これが、東京の人たちにとっては、ものすごく魅力だったりしますよね。
でも、十勝の人たちにとってはこれが常識。
あたりまえ。
魅力だということに、気づいていない。
これって、とってももったいないことです。
自慢すべき十勝の魅力を、「十勝の人」がどれだけ知っているか。
これが、「地域ブランディング」にとって重要だと思うのです。
今回のパネルディスカッションを通じてより強く思いました。
「こういう十勝のライフスタイルいいでしょー!」
と自信満々に、語れる十勝の人がたくさんいたら、それだけで地域が
明るくなる気がします。
まさに、「(地域に住む)人がブランドを創る」ことなんだと。
自分たち自身(十勝に住む人)が、自分たち(十勝)を知って、
それを「自信」に思うこと。
本当に大切なことだと思うのです。
だから、十勝屋もどんどん「十勝自慢」をし続けるお店でありたいと、
私たちは思っています。