「十勝ワイン」の特徴、それは<お料理に合うワイン>を作ったことです。
ですので、「十勝ワイン」は辛口、そして程よい酸味が特徴です。
それと言うのも、十勝ワイン作りは、山ブドウから始まったからです。
財政難にあった、池田町が「池田町で出来る特産を!」ということで、
当時の町長が、「山ブドウでワイン作り」をと、今から50年も前にワイン
作りが始まったのです。
その間のワイン造りは簡単ではなかったようです。
十勝という寒い気候が邪魔をしたり、
冷害に見舞われたり、
農家さんたちが続かなかったり、
と。。。
それでも、品種改良をしていく中で偶然に生まれた「清見」というブドウ。
これが、今の「十勝ワイン」を作ったといっても過言ではありません。
池田町を救ったブドウです。
酸味が特徴で、程よいさわやかな香りの「清見」。
これが母となり、山ブドウを父として出来た「山幸」。
そして、母の血を濃くひいた「清舞」。
飲み比べると違いは歴然。
それぞれに特徴があり、地元愛を実感してしまうワインです。
そして、本日の講義の最後には「原酒」のブランデーを飲みました。
これもまた、樽の香りがしっかりついていて、じんわり身体温まる
お味でした。
「十勝ワイン」
十勝屋、銀座十勝屋 ともに現在は「清見」と「山幸」がお楽しみ
いただけます。