千年後。
私たちはどうなっているのだろう?
毎日の仕事に追われると、1週間後のことだってままならなくなる。
「1年後はどうしていたいですか?3年後は?10年後は?」
明確に答えられる人は何人いるだろう。
本当にめまぐるしい時代。
飲食店は、出店・退店が相次ぐ。
実は、森だって一緒だ。
今回、小さな「シラカバ」の苗を植樹をした。
千年後も残る森を育ちますように。。。と願いを込めて。
でも、ここのエリアにはその他にもたくさんの植樹がされる。
ヤチダモ、エンジュ、ミズナラ。
ここで生き残れるのは、たった一つ(もしくは一つもないかもしれない)。
一番強くて、日の光を上手く浴びられた植物だけが生長を許される。
植樹だけでなく、
自然に芽が生えたとしても、環境によっては、生長できない。
植物版の弱肉強食なのだ。
さて、歩を進める。
千年の森には、自然な水が流れている。
この水が、本当に幻想的な情景に変えてくれる。
自然な湧き水の音を聞いているだけで、疲れが一気に吹き飛ぶ。
毛虫もなんだか、嬉しそう。
同じ弱肉強食でも、飲食店と森の違いは何だろう。。。
それは、スパンと、明確な目標の違いなのかもしれない。
森は長い長い時間をかけて成長していく。
一つの目標を持っている。
その気持ちは、上へ上へと突き進む。
ゆっくりと時間をかけて。
千年後のこの森が楽しみだ。
もちろん、私は生きていない。
私は、私の森を育てて生きたいと思う。
森ほどゆっくりと時間はかけられないが、1年後、3年後、10年後を夢見て。
そうそう。
ここ、千年の森の中には大きなテーブルがある。
ここでワインを飲みながら、語らったらきっと大きな夢が見えてきそうだ。
※カーボンオフセット:日常生活で必ず出てしまうCO2。これを吸収する木を育てることで、出してしまったCO2(=カーボン)を埋め合わせ(=オフセット)しようというのが、「カーボンオフセット」です。