そろそろ、十勝も芽吹きの時。 川辺の雪を持ち上げて、福寿草が顔を出す頃。 羽根を休めていた、白鳥が北の地に向けて渡りだす。 雪解けの匂いが、道路一面を濡らしていて、この時期は 何度の洗車も、意味を持たない。 畑には、灰がまかれ、真っ白な大平原も、春の侵食が進みだす。 ゆっくりとした、独特の十勝の春を感じる。
北海道では、冬の終わりから春にかけて、川ではアメマスが登ってくる。 釣り人としては、季節の風物詩と言うところ。 今年の釣りの始まりです。
この時期、十勝川でも多くの人が、アメマスを狙いに来る。
胴長をはき、腰の辺りまで水に漬かり、ルアーを使いポイントを狙う。 川の風は冷たく、寒いけれども心地よい。 大自然を体で感じることが出来る。
そして、白銀色に染まった日高山脈が本当にキレイ。
大げさではなく、 十勝に生まれて良かったと自分が思える瞬間だ。
雪解け水は、春色に濁りをかけて川を流れていく。 東京に来て、2年間釣りをしていない。
アメマスを思い出し、十勝の春を思う。
Wrote by Nobuyasu Koshida
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