表通りにも人が溢れる。
表どおりの普段は朝からまかないメシを提供するような
どんぶり屋さんには、カップルや家族連れが並んでいて、
道端に無造作に置かれたテーブルやガードレールに腰を
据えて、どんぶりを食べる。
仲通も、すごい人だ。
竹の子や、ウド、こごみなどが並ぶ旬の食材を横目に、
通りを横切るのがやっと。
おすし屋さんや、どんぶり屋さんの行列がとにかくすごい。
目当てのお店に、行こうにも、なかなかたどり着けない。
やっとたどり着いた、「マック・モア」。
喫茶店風な店内は、20年前にタイムスリップしたような
昭和の香りが漂う店内。
ここの「なかおち定食」が美味。
ママ風の店員さんに聞けば、最近の土日の築地は、
とにかくすごいと言うこと。
外国人だけではなく、観光客でごった返すらしい。
不景気の現在は、遠出はせずに近場の時代。
テーマパークよりも、実用性の高い築地を選ぶ。
外食で使うよりも、いい食材を買っておうちで食べる。
そんな時代の波を少し垣間見た気がした。
観光化して商品も、少し割高になっている気がしたが、、
それでも、旬や新鮮な食材がたくさんある。
たまには、築地に出かけて旬を肌で感じることも必要だ。