日高山脈のたもとの、新得町。
日高山脈のミネラル豊富な水脈を受け、牧草が豊かに育つ、
「共働学舎」というチーズ工房で、そのチーズは作られる。
共働学舎のチーズ熟成個は、圧巻である。
※真ん中が共働学舎の工場長鈴永さん。
両サイドは十勝屋スタッフ 左:東銀座スタッフの熊田君、右:コリドースタッフの武田君
札幌軟石とレンガで覆われたその熟成個は、スタッフが設計し、
スタッフで手作りをしたという。
湿度は、非常に高いが、涼しい冷気で覆われる。
熟成庫には、炭が置かれていて、脱臭効果を図っている。
そして、チーズは職人の手によって、毎日表面を磨いてくれている。
日頃、十勝屋でお世話になっているラクレットチーズが並んでいるのを見て、
思わず「おいしく育ってくださいね」と、声をかけてしまったが、
そこには、職人さんの魂が入っているのだ。
鈴永さんに、紹介してもらったのは、ラクレットよりもずっと大きい
シントコと、レラ・ヘミンタルのチーズ。
長期熟成方で、半年の熟成のものは、レラとして出荷され、
1年間熟成されたものは、シントコとして出荷される。
長期熟成方のチーズは、とても難しく、全てがシントコに
なることは出来ないそうだ。
去年のものも、60個作ったうちの、たった6個だけがシントコ
として、出荷が可能だとのこと。
ずばり秘訣は?と、鈴永さんにたずねると、
「まだまだ勉強して、研究しないと、ダメなんですよ。。
一生挑戦なんです。」
と。
謙虚な姿勢の奥に、職人魂を見た気がした。
ハイジのチーズ。
いやいや、共働学舎のラクレットチーズ。
魂が入ったこのチーズを、自信を持って十勝屋では、ご提供
していきます。