「あそこまでがうちの畑だよ。」
山の向こうまでだ。
そりゃ、東京ドーム100個ぶんだもの、そのくらいの距離感だ。
でも、実際にブドウ畑がずーっとつながっているのを見ると面食らう。
店長も、
「これだけ大規模であれば、もちろん機械でやるんだろう」
と、想像していたことを、見事に裏切られた。
もちろん機械は使うものの、雪解けの時に苗を引っ張り上げて
針金に括り付ける作業を代表して、そのほかほとんどの作業が
人の手で行われるという。
こんなに広大な大地で、気の遠くなるような作業を続ける。
「いつ終わるかなんて考えずに木の一本一本と向き合うだけだよ」
と、ニカッと笑う。
とても忙しい中、畑をトラックで案内してくれ、
「これがシャルドネ、あっちがメルロー、そこがレンベルガー」などと
どれがなんのブドウの木なのかを教えてくれる。
私には同じにしか見えない。。。
でもその穏やかに語る語り口には、
いままでの苦労を感じさせないが、そこに大きな愛情をそこに感じる。
広大な土地で、愛情かけられて育ったブドウ。
ワインになるのが楽しみだ。
十勝屋では、現在北海道ワインフェアを開催中。
この鶴沼で採れた貴重なブドウでできたワインも多数取り揃えています!